★ LOST 補足(微ネタバレ

*本編で語ってることばかりなので読まなくて全然大丈夫ですが、気になった事があった方は下記を参照してくださいませ。

★ 用 語

【 庭 】 
シマたちの住む国の地上にある街。上流階級の人間や、優れた遺伝子を持つ者、能力の高い技術者、研究者など選ばれたものだけが居住できる。
庭で生まれたとしても犯罪を犯したり、遺伝子不良を患ったりした場合地下に送られることもある。

【 地下 】
シマたちの住む街。下〜中流階級の人間が住む。庭から送られてきた訳アリの者もいれば、地下で生まれ育った者もいる。
いずれにせよ地下から庭に行くことは出来ない。治安はあまり良くない。番地によって分けられており、シマたちは05番街に住んでいる。

【Geek】

心的外傷などが原因で引き起こされる身体的欠陥(バグ)、つまり病気のようなもの。患うと免疫不全や治癒力の低下などの症状が表れる。(かなり個人差あり)
その代わりに何らかの能力を身につける。能力は発症のきっかけとなった心的外傷に起因したものである場合もあるが、先天的なGeekの場合は特に無関係であったり、能力に気づかないまま死ぬ者も多い。庭で発症すると地下に送られる。治療法は今のところ無い。

【悪いユメ】

簡単に言うと「他人にも見える幻覚」。もとは精神治療のための力だとか何とか。
訓練すれば自分のイメージした幻を他人に見せることが出来るが使いこなすのは難しい。
精神的なショックで誰かの幻覚が暴走し、他人に影響を及ぼすこともある。

【臓器代替(トラン)】

臓器をダミーと呼ばれる人工臓器と取り替えること。
庭で発達した医療技術だが、近年地下でもよく見られる。ただし貧民層には金銭目当てで健康な臓器を安価なダミーに代替する者もいる。

【殻(ナッツ】
庭に行くことを目的としている者。地下の人間はみんなそんなことは無謀だと思っているので、変わり者という意味でシマたちをそう呼び始めた。

 

★ 登場人物

▼シマ(ナツメ)

庭出身
Geek (触れることで他人の心を読む、自分の思考を伝える)

もとは庭の優れた外科医だったが、ある事件がきっかけとなって地下に送られてきた。本人は庭にいた頃の記憶が無い。
悪いユメを使うことに長けている。物静かな性格だが人を傷つける人間には容赦ない。やや自己中な面あり。おかっぱ頭。

▼ナノハナ

▲地下出身?
道で倒れているところをシマに保護された少女。金銭目当てのトランを行っており、そのせいで死にかけたこともあったが一命を取り留めた。
本人はなぜトランを行ったのかはおろか自身の一切の記憶を失っており、やむなく記憶が戻るまでシマたちのお世話になることになった。
無邪気で天真爛漫。ふわふわ金髪とそばかすが特徴。

▼イタチ

▲庭出身
シマと同じく元・庭の外科医。三年前にシマと共に地下へやってきた。
見た目はチャラいし口も悪いが意外と常識人で物知り。ロン毛の長身。ヘビースモーカー。

▼カシス

地下出身
Geek(猫の姿に見える)

他人には彼の姿は猫に見える、という特殊な能力を持つGeek。それ故スパイ的な働きをする。
基本的に無気力でひねくれ者。グリーンのネコ目が特徴。

▼ヨル

庭出身
訳あって庭から地下へ送られてきた少女。
コンピューターや電気回路一般に深い技術、知識を持っている。専ら情報収集担当。
かなり大人びた態度や言葉遣いをする。虫嫌い。もっさり黒髪と赤いリボンがトレードマーク

▼なぎさ

悪趣味な内外装の病院を営む女医。ピンク髪のぱっつんストレート。世話焼き。

▼ヒツギ

なぎさの助手。ヒツジとも呼ばれる。フリフリのナース服(?)とツインテール。年齢詐欺師。

▼ユキ

シマたちの住むアパートのオーナーであり一階でカフェを営むバリスタ。仕事の仲介もしてくれる。人見知りらしく常にネコの覆面を被っている。みんなの癒し。

▼キズ

Geek (血液でアズの傷を治す)
地下郊外に住む双子のGeekの姉。明るく楽天的で適当。血液で弟のアズの傷を治すことができる。

▼アズ

Geek (痛みを感じない)
双子の弟。短気で怒りっぽく、いつもキズとケンカばかり。